人の最期に寄り添い、“生きる”を支える。
「これは、尊い仕事だと思うんです。」
仙台で65年にわたり、地域の“人生の節目”を支え続けてきた株式会社あいあーる。
結婚式場「パレスへいあん」や葬祭会館「セレモール」の運営、そしてその母体となっている冠婚葬祭互助会「あいあーる」。
この会社の本質は、立派な施設や制度そのものではありません。
その真ん中にあるのは、徹底して「人の心」に寄り添う姿勢。
今回は、営業部を統括する多田部長と、現場で地域を回る互助会営業の照井主任に、仕事への誇りと覚悟を伺いました。
課題解決から始まった、新たな挑戦
「私はもともと、人材紹介会社でこの会社の担当をしていたんです」
そう語る多田部長は、外側の視点から「あいあーる」の課題を見つめていた一人でした。
当時の互助会営業は個人宅訪問が中心でしたが、不在率は7〜8割。時代とのズレを感じた多田部長は、入社後、新規獲得に走るのではなく、既存会員様を徹底的に守る組織をつくりました。
一昨年8月には「葬儀保険代理事業」を立ち上げ、より幅広い安心を形にしました。また、営業部が主体となる「終活イベント」や「あいあーるフェスタ」の統括など、地域との接点作りも積極的にリードしています。
「伝統を守ることと、進化を止めることは違う。歴史ある組織を変えるのは楽ではありませんが、この仕事の確かな価値を広めるために、いまも挑戦を続けています」

「ゆりかごから墓場まで」支え続ける仕組み
多田部長が目指しているのは、単なる葬儀の提供ではありません。
「私たちのビジネスは、本来『ゆりかごから墓場まで』、お客様の人生をカバーできるものです。結婚式を挙げ、お子様が生まれ、その子が成長して就職し社会に出る、やがて自分も最期を迎える。そのライフサイクルの中でイベントごとに寄り添える存在でありたいと思っています」
かつては点と点だったサービスを線で結ぶため、多田部長はユニークな企画も次々と実現させてきました。「不動産会社」や「住宅メーカー」、「セキュリティ会社」や「リフォーム会社」、そして「産前産後ケア」や「家事代行」「ベビーシッター」に加え「学習塾」や「人材会社」など、ライフイベントに合わせ必要不可欠なサービスを実現すべくパートナー企業と提携。お客様の人生に生涯にわたって寄り添うその強い意志が、同社の進化を支えています。
100人の一歩が、会社を、サービスを変える
いま、あいあーるが取り組んでいるのは、社員一人ひとりの意識改革です。 今年1月からスタートしたのが、「プラスワン活動」。
「スローガンは『1人の100歩ではなく、100人の1歩』。
自分の業務以外に、何か一つ良いことを行おうというプロジェクトです。投稿された良い行動を全社で共有し、褒め合う文化を作る。まずは視野を広げ、やがて主体的に動けるようになることが理想です」
究極のサービス業だからこそ、まずは社員が「自社の価値」を信じ、高めていく。その一環として、意欲ある社員が自ら手を挙げられる「ジョブポスティング制度」の運用も間もなく始まります。
迷わないための、月2,000円の備え
同社の中核である「互助会」。月々2,000円から積み立て、いざという時の葬儀や結婚式の費用に充てる仕組みです。
「互助会は、単なる積立ではありません。“迷わないため”の準備なんです」と多田部長は言います。
近年、低価格を売りにする葬儀社も増えています。しかし、何が含まれ、何が足りないのか、一般の方には判断が難しいのが実情です。悲しみと混乱の中にいるご家族が「どうすればいいか分からない」と立ち尽くすことがないように。その不安をあらかじめ取り除いておくことが、互助会の真の役割です。
「ご縁」に導かれた、運命の再会
現場の最前線に立つ照井さんの入社エピソードは、まるでドラマのようです。
震災後、「仙台に落ち着きたい」と始めた転職活動。一度は別の会社に身を置きますが、環境に馴染めず悩んでいました。母の勧めで「あいあーる」の面接を受けるも、高い目標への不安から自ら辞退してしまいます。
転機は、営業で外を回っていた時に訪れました。道端で偶然再会した「あいあーる」の女性スタッフ。 「そんなところで苦労してたらもったいないよ。うちにおいでよ。」 そのスタッフの働く姿が、照井さんの目には不思議なほど輝いて見えたと言います。
「勇気を出してもう一度電話したら、『ちょうど履歴書をシュレッダーにかけるところでした』って笑われて。
あの時の一歩が、人生を変えました。ご縁って本当にあるんですね。」
「電話一本で、すべてが変わる」
照井さんの仕事は、強引な売り込みではありません。
掛金が満期を迎えた方へお礼を伝え、長寿のお祝いを届け、葬儀後のお客様をそっと訪ねる。
日々の小さな誠実の積み重ねです。
けれど、本当の価値が問われるのは、一本の電話が鳴った瞬間です。
「家族が亡くなって、どうしたらいいか……」と震える声。
その瞬間から、搬送の手配、日程調整、役所の手続き、式の細かな段取りまで、すべてを同社のチームが引き受けます。パニックの中にいるご家族に寄り添い、「次はこれです」と丁寧に道標を示していく。 式の後、「あいあーるの互助会に入っていて本当に助かった」という言葉をいただくとき、仕事は確かな誇りに変わります。
「もし自分の家族に何かあったら、迷わず自社にお願いします」
照井さんの言葉には、営業トークではない、一人の人間としての確信がありました。
「安さを売りにする他社と比べても、サービスの質と価格のバランスはどこにも負けません。何より、スタッフがお客様の好きなものや趣味を汲み取り、手作りで温かなお別れを演出する姿を見ていますから。自分の大切な人に勧められる仕事。それが一番の自信です。」
家族のようなチーム、そして未来へ
個性豊かなメンバーが揃う社内を、多田部長は「家族のようなもの」と表現します。
平均年齢は決して若くありませんが、ベテランたちが互いに意見をぶつけ合い、知恵を出し合う。 「意見を言うだけでなく、形にするところまで責任を持つ。そんなプロ意識を持った仲間が揃っています。」
仙台の葬祭業界は今、激しい競争の中にあります。 「時代に合わせた効率化や進化は不可欠です。けれど、どれだけAIが進歩しても、悲しみに寄り添うことだけは人にしかできない。」
死を考えることは、どう生きるかを考えること。 多田部長が語る「これは、尊い仕事」という言葉。それは理念の枠を超えた、地域を支える者としての「覚悟」でした。
取材を終えて 社名である「あいあーる」が示す通り、この会社の中心には確かに「愛」がありました。
突然の別れに立ち尽くすご家族の隣に立ち、「大丈夫ですよ」と寄り添う人がいること。その尊い仕事を誇りに思う人たちが、今日も仙台の街を歩いています。
企業情報
宮城県仙台市青葉区郷六字舘19
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